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花々で縮緬タペストリー 91歳、新たな挑戦

=藤井さんの新作特別展 近江商人博物館=

ひな人形展に合わせて展示されている藤井さんのパッチワーク作品

◇東近江・五個荘
 総勢百セットの雛飾りを展示している「商家に伝わるひな人形めぐり」の一会場、東近江市近江商人博物館では、毎年好評を得ている同市出身、藤井志満子さんの最新作を特別展示している。
 今年で九十一歳を迎える藤井さんの新作は、初めて挑戦したパッチワークのタペストリー。
 六角形に切った一枚二センチ四方のちりめんを七枚縫い合わせて一つの花を作り、これを隙間なく敷き詰めて継ぎ合わせた長さ八八センチ、幅七七・五センチの着物柄のパッチワークで、約千四百個の小さな花が集まった着物に、刺し子で大小十個の波紋を表現した力作。卒寿を迎えたとは思えないほど斬新なアイデアと手先の細かさに、観る人を驚かせている。
 今回の作品は、平成四年、兵庫県にある日本玩具博物館で一泊二日のちりめん細工講習会を受けた藤井さんが、偶然、同室となったパッチワーク愛好家と交流を深め、創作活動を楽しむ「華衣会」を結成。これらの刺激から初めてパッチワークに挑戦し、昨夏から作りはじめたもので、藤井さんは「あの一晩の出会いがなければ生まれなかった作品です。その出会いに感謝して、作品に『めぐりあい』という名を付けました」と話している。
 藤井さんは大正六年東近江市生まれ。京都高等手芸女学校裁縫専攻科を卒業し、昭和二十五年に八日市市立玉園中学校に勤務。以降、能登川中学校、五個荘中学校で教鞭を執り、同四十六年に退職後、ライフワークである手芸の領域を広げようと、京都の人形店で市松人形・御所人形の衣装を制作したのち、大阪等で押し絵、古代人形、面相の師に師事。平成十二年から作品展を開くようになり、十八年から近江商人博物館の「商家に伝わるひな人形展」において特別出展している。
 三月三十一日まで。開館時間は午前九時半〜午後五時。月曜と祝日の翌日休館。入館料は大人二百円、小中学生百円。問い合わせは、市てんびんの里文化学習センター三階・近江商人博物館(TEL0748―48―7101)へ。


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