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財政や活性化策を質問、阿智中3年生が「村長さんと語る会」

 阿智村の阿智中学校は24日、地方自治学習の一環として「村長さんと語る会」を同校で開き、3年生60人が財政や地域の活性化、村が栽培に力を注ぐ機能性食品のキクイモについて村長の考えを聞いた。

 地域活性化についての問いに、村長は「昭和30年代から工業や観光が伸び、日本の歩みと同じように活性化したが、今は厳しい状況。これからは村外の力に頼るだけでなく、村の農林業を見直してしっかりさせようという政策をとっている」と説明した。

 キクイモについて中学生は「もっと多くの人に知ってもらい、より多くの協力を得るべき」「なぜ取り組んでいるか」と質問した。

 村長は、高齢の農業従事者が荒れた土地でも栽培でき、荒廃農地の解消にもつながることなどを説明した上で「貯蔵や加工、活用の研究は途上だが、分かっていれば他が既にやっている。信州大学との共同研究の成果が期待されるが、まず村内の人が食べて健康になることが宣伝になるからぜひ食べて。勉強して開発に協力してくれたらうれしい」と語った。

 財政については、依存財源が自主財源を上回っていることに対する考えや財政力を上げるための取り組みについて質問。税金滞納者への対応についても尋ねた。

 村長は「日本の憲法は、どんな山の中や離島にいても同じように暮らせることを保障していて、地方交付税はそれに基づくもの。合併したことで財政力指数は少し落ちたが大丈夫。地方交付税で補われる」「税金の未納分は分割で納めてもらっているが、なかなか減らない」とした。

 生徒たちは村の広報誌で現状と課題を学んだ上で質問をまとめ、発言できなかった生徒の意見や要望は文面で村長に渡した。

 「核心を突いた質問が多かった」と総評した村長は「日本はこれまで経験したことのない社会になろうとしている。社会を変える素材は村の中に必ずある。皆さん自身で探し、磨きをかけて」と呼び掛けた。

 同席した熊谷時雄・村議会議長は「昼神温泉には多くの人が働く場があるが、村民の占める割合は多くない。村に残って観光に携わることは村の持続に必要。農業に取り組む意気込みも持って」と期待を語った。

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