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オケ友音開幕「がんばろう日本!ともに未来を奏でよう」

 プロ・オーケストラと共に市民が楽しみ、学ぶ「オーケストラと友に音楽祭2011」が2日、開幕した。20年にわたって飯田市で開かれた「アフィニス夏の音楽祭」の経験を生かし、市民が主体となってつくる音楽祭として09年に始まり、3回目。今年も名古屋フィルハーモニー交響楽団(名古屋市)をパートナーに迎え、5日まで、飯田市を中心に飯田下伊那の各地でコンサートや団員による音楽クリニックの指導が行われる。

 今回は、3月に起こった東日本大震災や長野県北部地震の復興支援の思いを込め「がんばろう日本!~ともに未来を奏でよう~」を合言葉に。1日には、本町で開催された「ゆるキャラチャリティーinりんご並木」やアピタ高森店で、名フィル団員によるチャリティーコンサートを実施。会期中は飯伊に避難している福島県南相馬市民をコンサートへ招待したり、各会場に募金箱を設置して義援金を募る。

 音楽祭の初日となった2日は、「にこにこステージ音楽祭スペシャル」や名フィルの「ポップスコンサート」が開かれた。にこにこステージは未就学児も入場可能で、気軽にクラシックを楽しむことができる演奏会として企画された。

 身近なところでクラシック音楽に親しめる企画としては、名フィル団員のアンサンブルを楽しめるコミュニティーコンサート(3日・座光寺小学校体育館、4日・阿智村中央公民館)、地元音楽団体ソノール・クラリネットアンサンブル(3日)やフルート・グランコラーレ(同)、フルートアンサンブル花音(同)、飯田交響楽団(5日)のコンサートや地元吹奏楽団ジョイントコンサート(4日)がある。

 ほかにも、クリニックの成果が披露される成果発表演奏会が4日午後1時から、名フィルによる「名曲コンサート」が5日午後4時から開かれる。いずれも飯田文化会館で。

 各種チケットは販売中。問い合わせは実行委員会事務局(電話0265・23・3552)へ。

   *  *

 「オーケストラと友に音楽祭」開幕前日の1日、音楽祭のオリエンテーションが飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開かれた。音楽クリニック講師の名古屋フィルハーモニー交響楽団員や、中学と高校の吹奏楽コースと弦楽器スタンダードコースの受講生、実行委員ら200人余が集い、翌日から始まる音楽祭に向けて士気を高めた。

 はじめに実行委員長の牧野光朗市長があいさつに立った。去年12月とことし2月に初めて実施された「基礎コース」について言及し「基礎から学んだ方がいいということで始めさせてもらった。音楽祭のクリニックにはその時の受講生も参加している。今回の発表会が充実したものになれば」と語った。

 「被災地の復興を音楽祭から発信していきたい。震災のためコンサートなどが中止になる地域もあるが、日本に元気になってもらいたいと開催した。受講生の皆さんも、復興を願って力を存分に引き出し、発表会をすばらしいものにしてもらいたい」と呼び掛けた。

 音楽祭スタッフと講師の紹介に続いて、名フィル指揮者の円光寺雅彦さんがあいさつ。「ことしは3年目。お客さんから『みんな上手になった』と言われるよう、すばらしい発表会になるようがんばりましょう」と話した。

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