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「ふるさと就職の集い飯田2015」開催、55社と学生が面接会

 来春に大学や短大、専修学校などを卒業する学生と3年以内の既卒者を対象にした就職面接会「ふるさと就職の集い飯田2015」が16日、飯田市育良町のシルクプラザで開かれ、都市部の大学などに通う地元出身者らが面談のテーブルについた。地元企業へ学生を誘導しようと、ハローワーク飯田と飯田職業安定協会が主催。景気回復を反映してか、ことしは前年より11社多い55社が参加した。

 リクルートスーツに身を包んだ学生たちが、午後1時の開始前から続々と集まり、受付で参加企業の概要書を受け取り、面接時間が始まると、各企業の人事担当者と対面で座り、業務内容や募集職種について説明を受けた。

 参加した学生の多くは地元の出身者で、居住している東京や名古屋など都市部と古里の両方で就職活動をしている。

 経済情勢が長く低迷したため、企業側が有利な「買い手市場」が続いてきたが、景気の好転と若者の人員不足から全国的には「売り手市場」に転換しているとされる。

 参加者の中にも、すでに都市部の企業から内定をもらっている学生が多く、帰省と自己実現を天秤にかけて悩む声も聞かれた。

 関東の大学に通う同市出身の男子学生(21)は「周囲に内定をもらった人が多く、厳しさは感じない。親が望む地元就職も選択肢だが、まずはしっかり話を聞いて考えたい」と語った。

 一方、参加企業の担当者は「景気回復と言える状況には至っていないが、若い人材を獲得するための重要な機会。リニア時代を見据え、有能な人に帰省してもらうことを願っている」と話していた。

 地域産業を支えて経済を活性化させる人材の確保と、古里での就職を望む若者の支援を目指して1984(昭和59)年から毎年開催している。

  
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