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恐る恐る窯の中へ 千代小5年生が炭焼き体験

 飯田市立千代小学校(片瀬月子校長)の5年生10人が22日、同山中の農村寄食舎ごんべい邑で炭焼きを体験した。最初は恐る恐る窯の中に入っていた児童たちも、慣れてくると焼きあがった炭を一生懸命かき集めては外に出す作業を順番で繰り返した。

 緑の少年団の中心的役割を果たす5年生を対象に、昨年に続く2回目の実施。読み聞かせや安全見守り、環境整備などを行う同小地域応援団が協力し、炭焼きの準備を進めた近くの男性(72)や学校支援コーディネーターの千代公民館も参加して体験を指導した。

 炭は千代地区内から切り出したコナラを原木に12日に火入れを行った。

 窯の内部は高さ約1メートル、幅約1・5メートル、奥行約2メートル。膝をついて狭い入り口から真っ暗な窯に入った児童たちは、服を黒くしながら炭をちりとりに集め、外で待機する児童に手際よく手渡していった。男子児童の一人(10)は「窯の中は結構広かったけど何回か頭をぶつけた」と笑顔。「貴重な体験をした。電気が止まったら炭を使えるようになりたい」と話していた。

 炭は80キロ出来上がり、販売して同地域応援団の活動資金に充てる。指導した男性は「昭和38年ぐらいまで千代地区では炭焼きが盛んだった。子どもたちにその歴史を伝えていきたい」と話した。

 下伊那地方事務所林務課職員も訪れ、金属の缶に木の枝や葉、松ぼっくりを入れて火にかけ、20分ほどで出来上がる「花炭」体験も行った。

  
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