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下久堅小 「ひさかた和紙」で卒業証書作成

 飯田市立下久堅小学校の6年生22人が23日、地域伝統の「ひさかた和紙」を旧地区公民館と併設の紙すき体験場で作った。和紙は卒業証書になる。

 かつて下久堅の主要産業だった紙すきに原材栽培の段階から親しみ、文化を受け継ごうと、1年次から続けてきた地域学習の総まとめといえる作業で、本年度は数年ぶりにコウゾのたくり(皮むき)も体験した。

 児童は6人ずつのグループに分かれると、ひさかた和紙保存会(平岩宏保会長)の指導で2つの作業を同時に進めた。

 前会長の羽生弘治さんによるマンツーマンの指導で、一人ずつすき方を練習した児童は、卒業証書に使う和紙を丹念にすき、女性会員が鉄板で乾燥させた。

 自作の和紙を手にし、思わず笑みを浮かべた男子児童は「いい和紙になった。ほかの学校にない活動が続いているのは良いことだと思う」、皮むきに励んだ女子児童は「こういう作業をする保存会の方たちはすごい」と話していた。

 平岩会長は「これだけの手間をかけて和紙を作った経験は、定住するしないを問わず、大きくなってから一つの宝物として思い出してくれるはず」と話した。

 22日には1、3、5年生も紙すきを体験し、出来上がった紙でたこ、あんどんなどを作るという。

  
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