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松尾小4年生対象に水引教室

 飯田市松尾公民館は12日、松尾小学校の4年生134人を対象に「水引教室」を開いた。飯田水引協同組合渉外事業部(渡邊浩平部長)のメンバー9人を講師に招き、淡路結びのしおりの制作に取り組んだ。

 同公民館では、当地域の主要な伝統工芸である水引細工を体験できる機会を提供し、地元の伝統工芸を誇れる子どもを育てることを目的に、10年ぐらい前から毎年4年生を対象に水引教室を開催している。ことしも4年生全員が2クラスずつ同公民館で水引について学習した。

 子どもたちは6つのグループに分かれ、同組合の講師がそれぞれついて指導にあたった。渡邊部長(喜久優代表取締役)は「水引の従事者が多い地域で公民館が水引の勉強を子どもたちの社会勉強に取り入れている。人と人、心と心を結ぶ水引をしっかり学んでほしい」と期待した。

 最初は戸惑いがあった子どもたちも慣れてくると、20色の水引の中から好きな色を何本も選んでオリジナルのしおりづくりに挑戦した。学校の特別活動で伝統工芸クラブに入って水引を学んでいる女子児童は、友だちに淡路結びを教えながら「水引でいろいろなものをつくるのが面白い」とその魅力を語った。

 松尾代田には、元結を作るためになくてはならない晒し紙を発明し、現在の飯田水引に引き継がれている「文七元結」の製造法を確立したとされる稲垣幸八の功績を刻んだ石碑がある。同公民館の角田禊治館長は「学校と地域を結びつける社会学習。水引の歴史を学び、人と人、心と心を結ぶ水引を子どもたちが理解するのは意義があること」と話していた。

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