制服まとめ
1年を迎える三日月県政の課題(4)

=相次ぐ不祥事 子の安全軽視、事故隠ぺい=

事故の後、撤去された県営衣川公園(大津市)のブランコ

◇全県
 三日月大造知事が昨年七月に就任して一年を迎えようとする中、県庁では不祥事が相次ぎ、関係者から「組織がゆるんでいる」と憂う声が出ている。本紙では、この一か月で表面化した主な不祥事を振り返った。

■遊具事故軽視

 男子バスケbjリーグで王手をかけた滋賀レイクスの壮行会が県庁で行われた五月二十一日、NHKでは、県が一か月以上隠していた県営湖岸緑地衣川公園(大津市)の遊具事故のニュースが流れていた。
 この事故は、四月四日午後、ブランコの鉄製チェーンがちぎれ、中学一年生の女子生徒(当時十二歳)が転落し、全治三週間のけがを負ったもの。
 県の担当者が公園管理の委託業者から連絡を受け、事故発生を知ったのは四日後の四月八日。事故は公表されることなく、報道で明るみに出たのを受け、三日月知事が五月二十六日の定例会見で陳謝する事態に至った。
 これについて県の都市計画課は、「遊具が壊れて、利用者がけがを負ったのに、公表せずに安易に済ませようと考えてしまい反省している」と釈明する。
 これに関係者は「県民の安全を守るのは、行政の根本だ。それなのに子に関わる事故を軽視し、一切公表しなかった。これが重大事故になっていたらどうなっていたのか。今回を教訓に、隠ぺい体質にならないよう自戒してほしい」と、警鐘を鳴らす。

■無免許で麻薬使用

 このほか、県動物保護管理センター(湖南市)は、無免許で麻薬を使用していた。麻薬の使用は昨年十二月から、犬・猫の殺処分で扱い始めた。
 当初は、センターで唯一の麻薬施用者免許をもつ獣医師職員が担当していたが、今年三月から病気休暇に入ってしまったため、別の職員が同月六日から、甲賀保健所に指摘される五月二十八日まで無免許で麻薬を使う状態になった。
 これについて山崎亨毅(こうき)所長は、「センターに麻薬施用者免許を有する職員が在籍していれば、他の職員による施用が可能と考えていた」と弁明し、今後は獣医師職員全員が免許を取得する。

■飲酒運転懲りぬ教諭

 また、飲酒運転に社会の厳しい目が注がれる中、県教育委員会は六月十八日、一度ならず二度までも飲酒運転事故を起こした、大津市内の公立小学校の男性教諭(57)を懲戒免職とした。
 この事故は、五月十八日、男性教諭が知人の女性教諭(39)=懲戒免職=とJR大津駅前の居酒屋で飲食し、女性教諭が運転するのを知りながら飲酒を止めず、同乗を要求し、市内で物損事故を起こさせたもの。両教諭は校長に報告せず処分を逃れようとしたが、翌日の十九日夜、大津署から大津市教委へ連絡が入り判明した。
 この事故をきっかけに、男性教諭が過去の飲酒運転事故を、当時の所属校の校長に報告していなかったことも分かった。これは、平成二十四年十一月、物損事故で免許取消処分となっていたもので、この時は、大津署から同市教委への連絡はなかった。(高山周治)


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