制服まとめ
地域の誇りと夢に向かって「翦風号」を創作劇に

=八日市南小学校5年生=

翦風号をバックに全員で合唱する児童

◇東近江
 東近江市立八日市南小学校(國領順子校長 沖野三丁目)の五年生九十五人が十日の授業参観日に、総合的な学習の授業で地域の歴史について学んだ動力付き有人飛行機「翦風(せんぷう)号」を創作劇にして、自分達が学んだことや思いを発表した。
 三学期の授業として取り組んだもので、一月十三日に「翦風号を甦らせる会」の藤本長蔵副代表(72)から聞いた話や児童たちの感想、地域の人たちから持ち寄られた資料や伝記などをもとに、三組担任の渡邊啓子教諭がシナリオを作成。児童らが小道具や衣裳を作った。
 ライト兄弟の飛行成功から飛行家を夢見た荻田常三郎がフランスで学び、飛行機(翦風号)を持ち帰り、同校のある沖野ケ原から出身地の八木荘村島川(現愛荘町)までの訪問飛行、民間初の飛行場と飛行学校の建設の夢、墜落事故で亡くなった荻田の夢を引き継ぎ翦風号の復元と飛行場建設を実現させた八日市の人たちの努力など、三場面を三クラスがそれぞれ担当し、練習に励んで来た。
 劇の最後を「夢をもとう、夢に向かってチャレンジしよう、努力し続ければきっと夢はかなう、未来に向かって歩み続けよう、夢と歴史あふれる八日市に誇りをもとう」と締めくくり、全員で体育館の緞帳(どんちょう)に描かれた翦風号をバックに「翼をください」を合唱した。


熱演する児童

 参観した保護者や招待された「翦風号を甦らせる会」や地域の人たちからは、児童たちの熱演に大きな拍手が送られた。
 魚住渉太くんは「うまくできて良かった。翦風号は思っていたより歴史もあってすごい。荻田さんはかっこいいしすごい。自分もがんばりたい」と、目を輝かせた。
 劇を鑑賞した藤本さんは、「感動しました。講演に来た時も復元に何か月とか、実際の大きさはなど、熱心に質問してくれた。ふるさとに立派な人がいたという誇りをもってもらいたい。辛いことや悲しいことがあってもふるさとを思い出して、自分もがんばろうという勇気が湧くと思う。ふるさとを大事にして活躍してほしい」と、子どもたちの成長を楽しみにしていた。
 渡邊教諭は今回の創作劇について、広島県の小学校の経験から赴任して来た同校でも取り入れ、同学年は昨年度にも沖野ケ原の開拓の歴史を学んで創作劇に取り組んでおり、「学びを劇化することでさらに理解を深め、知識を深められることで、地域とのつながりや地域を好きになれる」と話していた。
 五年生の創作劇は四年生にも披露するほか、卒業する六年生の送る会でも上演する。


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