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旧木沢小で25年ぶり卒業式 交流続ける和田小6年生に証書授与

 1991年に休校(2000年に廃校)となった飯田市南信濃木沢の旧木沢小学校で15日、25年ぶりとなる卒業式が開かれた。木造校舎の保存活動などにも参加しながら交流を続けている同市立和田小学校=南信濃和田=の6年生7人に証書を授与。旧教室で挙行し、ふるさとを斉唱して歌声を響かせた。

 6年生の7人は昨春の木造校舎の見学をきっかけに、木沢地区活性化推進協議会(松下規代志代表)の保存活動に共感。以降は総合学習の時間を使い、2週間に1度のペースで同校舎を訪れ、住民との交流や独自のアピール活動を展開した。

 卒業式は校舎1階の教室を会場に開催。紅白幕や生徒たちが1年間の間に作ったPR作品で飾り、子どもたちは昔ながらの木製の椅子に座って臨んだ。

 旧木沢小学校の校長、山崎博文さんが「7人で力を合わせて取り組み、木沢小に元気と明るさを与えたことを証明する」との文言を記した卒業証書を一人一人に授与。猫校長として人気のネコ“たかね”も来賓として出席し、笑顔を誘った。

 生徒たちは順に1年間の思い出を振り返って謝意を伝え、「これからも個人で、みんなで木沢小に足を運びたい」などとあいさつ。ふるさとを全員で歌って別れの時を飾った。

 子どもたちに向けて感謝の言葉を繰り返していた松下会長は「木沢小を守ろうという魂を受け継いでくれた気がして、大きな希望になった」と振り返った。

 6年生の男子児童の一人(12)は「昔の物を捨てるのは簡単だが、思い出は壊せないということを学べた」と話していた。

 6年生の7人は、17日に和田小学校での卒業式に臨む。

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