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大鹿村リニア説明会、工事車両への不安相次ぐ JR側は「理解が進んだ」

大鹿村のリニア工事説明会

 大鹿村交流センターで開かれたリニア工事説明会には住民ら約130人が足を運び、JR側は澤田尚夫・中央新幹線建設部担当部長らが出席した。午後7時に始まり、8時すぎから質疑応答が始まると、住民はJR側に不安の声や疑問点をぶつけた。

 工事用車両が通る国道152号について、JR側は、村や対策委が求めていた小渋川左岸の迂回ルートを提示した。小渋川と青木川に計3つの橋を架け、大西公園下や村歴史民俗資料館「ろくべん館」前などを通るルートで、今秋から設置作業に入る予定。ただ迂回ルートの運用が始まる2017年度末までの1年余は、小学校や保育所、福祉施設などの付近を1日最大68台の資機材運搬車が通る。

 これに対し、男性は「保育所の前を68台が通ることで通園や散歩にも影響が出る。我慢するのはわれわれではなくJRだ。迂回路ができるまでは通行をやめてほしい」と訴えた。女性は「1年だから我慢しろということなのか。暮らしが大きく変わると思うが、想像がつかない」と不安を口にした。

 JRによる14年11月の事業説明会で、澤田部長は「地元の理解が得られなければ着工できないと考えている」と回答。これを受け、この日の説明会では「住民理解」とは何かを改めて問う声が複数上がった。澤田部長は「誰が判断するかと言えば事業者であるわれわれだ。今後は自治会別の説明会が始まり、そこでのやり取りなどを踏まえ、どの程度理解を得たか見極めたい」としたが、参加者からは「一方的な判断はおかしい」との声が出た。

 リニア計画に反対の声に対し、澤田部長は「説明会では反対という人が多いが、一方で推進という声も多い。反対や不安の声をしっかり聞いて工事をやらせてもらいたい」と理解を求めた。

 8時すぎから始まった質疑応答は2時間半に及んだ。説明会後、澤田部長は「説明会を通じて理解が進んだと考えている」との認識を示した。

  
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