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大鹿村リニア連絡協が発足

発足した大鹿村リニア連絡協議会

 リニア中央新幹線の工事中の住民生活や自然環境への影響低減を図る「大鹿村リニア連絡協議会」は19日夜、初会合を村交流センターで開いた。JR東海や県の担当者が工事の進捗状況や今後の進め方を報告。JR側は工事用車両が通る国道152号の迂回ルートについて具体的な工事計画を示した。

 迂回路について、JR側は村や対リニア対策委員会が求めた小渋川左岸を通るルートを計画している。小渋川と青木川に計3つの橋を架け、大西公園下や村歴史民俗資料館「ろくべん館」前などを通るルートで、年明けから地質調査を開始。測量や設計協議、用地協議を経て準備工事は来夏から。橋を架けるのは「来年の10月ぐらいから」とし、2018(平成30)年の4月頃から迂回ルートの運用が始まる。

 迂回路運用開始までの間は、小学校や保育所、福祉施設などの付近を1日最大68台の資機材運搬車が通る。JRは安全対策として交通誘導員を既に配置している。

 11月1日に着工した南アルプストンネル長野工区(約8・4キロ)の3カ所の非常口(作業用トンネル)のうち先行する小渋川非常口(上蔵地区)について、来年1月末~2月上旬に準備工事が完了する予定で、その後に作業用トンネルの掘削に着手する見通し。1年ほどかけて掘削し、先進坑や本坑の掘削着手は来年度末になる。

 リニア工事で発生する残土の運搬路となる県道松川インター大鹿線で、新設する2本のトンネルの掘削開始は仮称西下トンネル(約0・9キロ)が来年1月下旬、仮称四徳渡トンネル(約1・2キロ)が同1月上旬を予定とした。

 施工業者の事務所兼宿舎は近く完成し、来年1月中旬頃から仮事務所を置く村内の旅館から移転する。

 工事用車両が通る県道赤石岳公園線の改良工事は上蔵―釜沢間の11カ所で計画する。このうち上蔵の1カ所は既に拡幅し、釜沢では通行に支障が出る岩を除去したとJR側から報告があった。

 連絡協はJRや県、施工業者、村、住民代表らで構成。環境調査や車両通行、工事に関わる苦情、地域貢献など9つの事項について連絡調整する。初会合には約50人が出席し、会長に自治会長会の間瀬公夫会長、副会長には河本明代村議を選出した。

 柳島貞康村長はあいさつで「課題を共有し、住民の生活や環境への影響を低減する場にしたい」と述べた。

  
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