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相互の理解深めて安全に 職務質問は怖くない

=あゆみ作業所と東近江署=

職務質問のロールプレイングに取り組む利用者――あゆみ作業所で――

◇東近江
 東近江圏域二市二町(東近江・近江八幡・日野・竜王)の行政、福祉事業所、養護学校など福祉関係者で構成し、障がいのある人たちの暮らしや人権の支援に取り組んでいる東近江地域障害児(者)サービス調整会議生活安全部会はこのほど、東近江市平田町の社会福祉法人あゆみ福祉会あゆみ作業所で生活安全学習会を、はじめて開いた。
 障がいのある人が警察の役割や職務質問の目的と正しい対応の仕方に理解を深め、警察も障がいのある人の特性や生活への理解を深める機会にするのを目的に開いたもので、部会員、東近江警察署員ら十人あまりと作業所利用者が、警察の役割や仕事、まちの中で警察官に声をかけられたときにどのように対処すればいいのかなどについて学んだ。
 まず参加者は、作業所内や利用者の仕事の様子などを見学し、施設関係者から困っていることやトラブルになった事例などについて聞くなど、相互理解を深めた。
 続いて東近江警察署生活安全課の署員が、警察の役割は事件や事故などから安全な暮らしを守る仕事であることや、職務質問の目的は困っている人を助けるためなどと利用者に理解を求め、もし何か聞かれたら住所・連絡先、名前、困っていることを怖がることなく落ち着いて答えるようアドバイスし、何も言わないと警察に連れて行かれて聞かれることもあることを忠告した。
 実際の職務質問を想定したロールプレイングでは、警察官と部会員が、住所、連絡先、名前を書いた名刺サイズのヘルプカードの所持・不所持、質問に答えるか何も言わないまたは逃げてしまうなど三つのパターンでデモンストレーションを見せ、作業所利用者代表三人にもトライしてもらった。
 最後のまとめで▽警察は味方▽強めに声をかけることもあるが素直に自己紹介を▽わからないときは手帳やヘルプカードを見せる▽困ったことは警察に相談――を、再確認した。
 利用者の家族からもヘルプカードのようなものがあればという声が以前からあった。利用者は、必ず携帯するようにする。
 同部会では、これまで警察や地域との今回のような情報交換の場がなかったことから、「相互理解の大切さを感じた。圏域内の他の作業所や福祉施設などにも広めていきたい」と話している。


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