制服まとめ
女性管理職、短時間勤務で活躍 大津の企業、勤務地配慮など : 京都新聞
短時間勤務管理職としてチームを率いる高力さん(大津市木下町・近畿健康管理センター)
短時間勤務管理職としてチームを率いる高力さん(大津市木下町・近畿健康管理センター)

 男女共同参画や子育て支援で内閣府や知事同盟から相次いで表彰されている企業が大津市にある。健康診断などの医療サービス業「近畿健康管理センター」(木下町)。滋賀県の女性管理職比率(14・7%、2015年)が全国平均を下回る中、同社は今年4月に29・4%と、5年間で7%増やした。管理職の労働時間や勤務地に配慮を加え、研修制度を整えたことで、育児中の女性が挑むようになっている。

 経営企画でチームマネージャーを務める高力容子さん(42)は、基本的な終業より1時間早い午後4時半に退社する。同社に「短時間勤務管理職」が導入された昨年4月、子育てのため7時間勤務のまま管理職に就いた。退社後に緊急事態があった場合は携帯電話に連絡を受け、対応を指示する。「支障を感じたことはない。管理職になって開示される情報が増え、自分で考えて判断できるのがいい」と話す。

 同社の従業員は約580人。管理職85人のうち25人が女性で、うち3人が短時間管理職だ。自宅から通える範囲で働く「エリア限定管理職」も導入後3年で11人が利用している。

 きっかけは2010年、「女性力活性化研究会」を立ち上げたこと。女性従業員と男性管理職のグループワークで意識改革に取り組み、12年に女性管理職比率が2割を突破。13年には主任クラスをリーダー育成する経営塾を始めた。理事10人中2人が女性で、小西徹也常務理事は「女性役員が推進力になった」と話す。

 県が実施した県民意識調査(14年度)では、「管理職につく女性が少ない理由」の問いに、「女性は家庭における責任を多く担っているため、責任の重い仕事につきにくいから」との回答が女性で38%と最も多かった。実際、滋賀県の男性の1日当たりの仕事時間(通勤含む)は340分と、短い順から数えて全国32位。最も短い宮崎県の296分より44分長い。男性が長く働く分、女性が家事や家族のケアを多めに引き受けている可能性がある。

 短時間管理職の高力さんは、学校ではPTA、地域では子ども会やスポーツ少年団の役員もこなしてきた。多忙な一方、家庭の悩みを地域や仕事で昇華でき、逆の場合もあるといい、「役割が多いことで助かることもある」と話す。失敗を糧にした子育て経験から、同僚には自分の失敗談をしてコミュニケーションをとる。「部下の成長を喜べるのがうれしい」と話す高力さんに、上司は「管理職のかがみ」と太鼓判を押す。

 事業拡大で得た利益の一部は、役職定年の延長といったダイバーシティー推進などに投じている。昨年度は内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰、本年度は日本創生のための将来世代応援知事同盟による「将来世代応援企業賞」を受賞。センター全体のほか、大阪や三重、名古屋の各事業所でも地元自治体の女性活躍企業認定を受けた。

 小西常務理事は「性別に関わらず優秀な人を管理職にするために障害だと思われる部分をなくした。従業員の男女比(4対6)に近づけるためにも、女性管理職をもっと増やしていく」と、当面は35%を目標に据える。

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