制服まとめ
保護者の批判を「炎上」と表現 大津市「校庭80周」報告書 : 京都新聞
大津市教委がまとめた体罰事案報告書。保護者や市民の批判を「炎上」と表現している
大津市教委がまとめた体罰事案報告書。保護者や市民の批判を「炎上」と表現している

 大津市の南郷中の部活動で7月、顧問教諭が部員に校庭80周の罰走を命じたなどの問題で、市教育委員会は27日、報告書を公表した。罰走とは別の体罰で、市教委に情報提供がありながら調査が1カ月後になったことが判明。発覚後の市民や保護者の批判や苦情を「炎上」とする表現があった。

 別の体罰は、6月に同中の別の教諭が生徒の首元をつかんだ事案。報告書によると、市教委が匿名の保護者から複数回通報を受けたが、指導主事を派遣して聴き取りをするまでに1カ月以上かかったという。

 再発防止では、教職員には点検表の活用など、学校には顧問複数化や校長のサポート制度導入などの実効策を記した。一方、市教委自体は外部指導者の必要性を認めながら、「部活動のあり方そのものを議論する」とするなど、研修以外での具体策を打ち出せなかった。

 また、「長期に不正がつづくと、外部やマスコミから不正内容を指摘され、炎上することになる」「世間を炎上させてしまうより、内部通報による早期発見・早期対応の方が仲間も組織もダメージが少ない」など、世間体を気にして不祥事隠しを是認するかのような記述もあった。

 報告書は、同中の二つの問題を市教委の事務職員によるチームで調査し、弁護士や学識経験者の手を経てまとめた。

 市教委は「早期に報告書をまとめるため、具体策を十分盛り込めなかった。報告書の『炎上』とは、学校では内部通報が少なく、教職員へのプレッシャーとするために使った」としている。

 同日開催の市教委の教育長・委員協議で公表した。市教委は近く報告書を市のホームページなどに掲載。学校現場で活用し、体罰防止に役立てるという。

ハロウィーン用カボチャ出荷 農業実践大学校
2018年記事一覧
2017年記事一覧
2016年記事一覧
2015年記事一覧
2014年記事一覧
2013年記事一覧
2012年記事一覧