制服まとめ
あす赤穂中文化祭 「大蛇」に女子が初参加

文化祭で行う「大蛇」を練習する赤穂中の女子生徒ら

駒ケ根市赤穂中学校は28日に開く文化祭「第62回白鈴祭」の生徒会企画で、同校運動会の男子の伝統種目である「大蛇」を全校生徒757人で行う。運動会ではないものの、女子が大蛇に参加するは同校初。女子355人を含む生徒は企画の成功に向けて練習を続けており、本番では全校で取り組んだ証として各種日本一を認定する横浜市の専門機関に記録を申請する計画だ。

今回の大蛇実施は、文化祭テーマの「輝~ひとりの全力、みんなの全力」に沿い、全生徒が力を合わせてできる企画を検討した実行委員会が決定した。

同校運動会は1948年に開始。その後、大蛇は66年から始まった。男子が赤白に分かれて前後の仲間と股の下で手をつないだまま、寝転んだり起き上がったりして、ヘビの動きを表現し速さを競う。

97年には大蛇に関係したいじめや暴力があり、学校側の判断で休止する”冬眠”に入ったが、2006年に「赤中人権宣言」を策定した上で復活。今月3日の運動会で通算45回目を迎えた。同窓生からも注目される競技で、今年の運動会でも同 校出身の保護者が駆け付けて声援を送った。

文化祭では男女各3グループに分かれて一斉に実施。運動会とは違って完成までの時間は競わず「全生徒が手と手を結び合い、絆を深めることを目的にしたい」(実行委)という。今月から体育の授業で練習を始め、25日には全体練習も済ませた。

大蛇は開始早々、列の最後尾の生徒が他の生徒全員にまたがれる。女子の最後尾になった2年生の塚本萌々さん(13)は「仲間を信じているので踏まれる恐怖感はない。逆に男子だけの大蛇を女子も体験できてうれしいし、やってみると楽しい」と話した。

文化祭実行委は今回の大蛇を日本一の認定機関「バードランド」に申請する。生徒は審査認定に必要な費用5万4000円を捻出しようとアルミ缶の回収にも力を入れる。3年生で、文化祭実行委員長の高坂冬羽さん(14)は「本番では全生徒が手を離さずに全力で取り組み、成功させて全員で喜びを分かち合いたい」と意気込んでいる。

大蛇は28日午後1時30分から校庭で行い、一般公開する(雨天時は体育館)。