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【寄稿】滋賀県議会議員 村島 茂男

=県政 NOW (関西広域連合議会その1・大戸川ダムの必要性)琵琶湖は淀川水系のダムでは無い!=

    村島氏

 今年度に入り相次いで発生した地震、竜巻、豪雨、炎暑…。自然災害が日本列島で猛威を振い、特に台風20、21号は関西に上陸し、滋賀県でも大きな被害をうけました。被災された皆様には、心からお見舞い申し上げ、亡くなられた方に哀悼の意を表します。
 さて今回、関西広域連合議会で「災害対応の強化」について何点か質問した中で、大戸川ダムは必要ないと言われている「琵琶湖淀川流域」の治水について問いかけました。
 滋賀県において、今回の大雨は、昨秋の台風より少し多い降水量でしたが、瀬田川洗堰の全閉操作は行われませんでした。平成29年の台風21号に伴う豪雨では、大戸川流域を含む天ケ瀬ダム流域での降雨量が多く、天ケ瀬ダムで洪水調整を実施されました。このことから、瀬田川洗堰の全閉操作が行われ、琵琶湖沿岸部で多数の洪水被害が出ました。
 一方、今回の豪雨では、琵琶湖淀川流域の大戸川流域を含む天ケ瀬ダム流域での降雨が少なく、天ケ瀬ダムでの洪水調節が実施されなかったため、瀬田川洗堰の全閉操作が行われず、琵琶湖の洪水は最小限に食い止められたものと考えています。
 こうしたことを踏まえると、天ケ瀬ダムの流入量を減らせる大戸川ダムは、琵琶湖下流府県の治水のみならず、琵琶湖沿岸部の洪水防止にも貢献します。琵琶湖淀川流域の治水対策として有益なものであり、流域の降水量が同じぐらいであっても、実際の瀬田川洗堰の操作が異なった今回の大雨の事例により、琵琶湖・淀川水系における大戸川ダムの役割を理解して頂きました。そしていかに洗堰の全閉操作が琵琶湖周辺に危険な影響を及ぼすのかを説明しました。
 私は小学校の頃、洗堰を見学し、琵琶湖には約460本の川が注ぐが、出口はこの瀬田川一つで洗堰が一挙に水位を調整確保していると習いました。今回、井戸連合長に視察を促し、12月議会に広域連合議員視察も実現させました。他府県の議員に琵琶湖はダムでは無く「生きている日本一の湖」である事を感じて頂きます。




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