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小口太郎生誕120周年 岡谷で7日つどい

記念の集いが開かれる岡谷市の岡谷湖畔公園。小口太郎の像、顕彰碑、琵琶湖周航の歌の歌詞碑などが設置されている

「琵琶湖周航の歌」の作詞者で岡谷市出身の科学者、小口太郎(1897~1924年)の生誕120周年、琵琶湖周航の歌100周年、顕彰碑等建立30周年の記念の集いは7日、同市で開く。市、岡谷商工会議所などでつくる実行委員会と小口太郎顕彰碑等保存会主催。碑前祭や琵琶湖周航の歌に関する記念講話を行い、郷土の偉人を改めて顕彰するとともに、その功績を次代に受け継いでいく。

小口太郎は諏訪郡湊村(現岡谷市湊)で生まれ、旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)から高島尋常高等小学校の代用教員を経て、旧制第三高校(現京都大学)へ進んだ。

琵琶湖周航の歌は1917年、三高水上部(ボート部)二部クルーによる琵琶湖周航途中の今津町(現高島市)で発表された。これまで多くの歌手や演奏家に歌われ、特に加藤登紀子さんが歌ったレコードは大ヒット。多くの人に知られるようになった。

7日は午後1時30分から、太郎の像や顕彰碑が設置されている同市湊の岡谷湖畔公園で碑前祭を開催。太郎の功績をたたえ、参加者全員で琵琶湖周航の歌を合唱する。太郎の人物像や琵琶湖周航の歌ができた経緯をまとめた資料(しおり)を配布する。

続いて午後2時45分から、近くの下浜区民センターで記念講話を行い、琵琶湖周航の歌資料館(滋賀県高島市)の村井佳子館長が「名曲 琵琶湖周航の歌」と題して話す。地元の湊小児童によるリコーダー演奏や、三高、東京帝大の後輩にあたるノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈氏が揮ごうした歌詞碑の原本の額装のお披露目もある。

11月17日にはおかや音楽協会が中心となり、同市のカノラホールで記念コンサートを開く。ともに参加無料。

同保存会の小口久一会長(71)は「琵琶湖周航の歌は滋賀県では多くの県民に愛され、作曲者の吉田千秋の出身地新潟市では『ちあきの会』が活発に活動しているが、岡谷市でやや低調。これをきっかけに多くの人に琵琶湖周航の歌、小口太郎のことを知ってほしい」と話している。