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リニア注目「参加したい」 下條中で未来を語る会開く

下條中生徒が自分たちの考えや思いを伝えた「村の未来を語る会」

 下條中学校(今井俊文校長)は19日、同中体育館で3年生を対象にした「下條の未来を語る会」を初めて開いた。3年生の総合的な学習の一環として、昨年度まで開いてきた「模擬議会」に変え、金田憲治村長をはじめとする幅広い立場の村民らと顔を合わせて直接意見交換。リニア中央新幹線の開通や残土埋立地に関する質問や要望も相次いだ。

 福祉・環境や観光など各分野ごとに村が抱える課題への対応策を村幹部に提言してきた模擬議会から、本年度は村の課題や将来の展望を生徒たちが考え、より多くの村関係者に伝える機会に変更した。

 「安心安全で豊かな村になるために、私たちにできること」をテーマに、村について調査研究を重ねてきた。事前学習も踏まえ、この日は▽村長講話▽防災▽福祉▽独居老人宅を生徒たちが訪問する「あいの日」―の4テーマにしぼり、3年生48人が8グループに分かれた。

 村からは村議員や教育委員、公民館、役場職員、PTA、地域の活動団体などから約30人が出席。それぞれのグループの生徒たちと意見を交わした。

 このうち、事前に行った金田村長の講話に基づき、さまざまな課題を見つけて発表したグループは、リニア中央新幹線の開通に着目。「人口流出が心配されるが、大都市圏との距離が短くなるのはチャンス。利点を生かし、ライフスタイルの変化や交流人口の増加を産業振興につなげるべき」と訴えた。

 村が進めるリニア残土処理に関する埋立地整備計画については、花いっぱい景観ゾーンにフラワーアート作りを提案。「中学生もボランティアとして参加したいので、往復のバスを出してください」と要望した。

 宮島俊明副村長は「いま計画しても10年後通用するかは分からない。持続可能なものにするため、中学生の若い人たちもアイデアを出してほしい」と呼び掛けた。

 飯島香乃さん(15)は「思っていたことを伝えられてよかった。次につながる会になった」と語り、金田村長は「大人社会に自分の考えが反映されることを知ってもらいたい」と述べた。

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