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東近江市交通政策課 茶野さんが功労賞

=交通安全教室、腹話術で 子どもやシニア向けに11年間=

「ケンちゃんと2人で受賞したようなものです」と話す茶野さん。左側で手を挙げるのは相棒の腹話術人形ケンちゃん

 【東近江】 「腹話術人形のケンちゃんと地域を巡る交通安全教室は、私にとって天職」と笑顔で話すのは、東近江市交通政策課の茶野博子さん(47)。安全安心な地域づくりに長年貢献したとして、警察官の福利厚生などを支援するJP生きがい振興財団(東京)からこの10月、地域安全功労賞を贈られた。
 茶野さんは、2007年から同市交通政策課に勤務し、県警時代に覚えた腹話術を生かし、幼児や小学校低学年、高齢者向けの交通安全教室を市内各地で開いている。
 同教室の特徴は、茶野さんと男児の腹話術人形ケンちゃんの軽妙なトーク。「笑って楽しんでもらいながらも、事故に遭わないために大切なことを感じてほしい」と心がける。
 ケンちゃんの年齢は親しみやすいよう、5歳の設定。あわてんぼうの性格のため、寸劇で安全確認せずに道路に飛び出すなどして、子どもたちから「あぶないで」とあえてツッコミを入れてもらうことで、交通安全の重要性を感じさせている。
 高齢者サロンでは、「赤信号で渡っている人見たで」などとドキッとするセリフが、ケンちゃんの口から飛び出す。これは「私が面と向かって言いづらいことも、ケンちゃんだから強く印象づけて話せる」という。
 最近気になるのは、自転車の傘さしやスマホをいじりながらの運転。「模範であるべき大人が危険運転をし、それを生徒はまねてしまう。大人が襟(えり)を正さないと」。
 ケンちゃんとの掛け合いを、笑ってみている子どもたちはどの表情もかわいい。後日、茶野さんを街中で見つけて、「ケンちゃんの人や」と声を掛けられることもある。
 「どの子も絶対、事故に遭ってほしくない。そのためにも、まず歩行者のマナーを学び、その次に自転車のマナー、それから自動車の免許を取得して、交通ルールをしっかり守り運転できる大人になってほしい」と目を細めた。(高山周治)


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