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三日月知事に新春インタビュー

=人口減少超高齢化 SDGs生かし「未来へと幸せが続く滋賀」=

三日月大造氏 大学卒業後、JR西日本に入社。2003年に衆院選に初当選し、当選回数4回。14年、滋賀県知事に就任し、18年に再選。政策に「健康しが」などを掲げる。趣味はテニス、サイクリング、俳句、野菜づくり、散歩など。47歳。

 人口減少や高齢化の進行、気候変動――。滋賀県は将来をこう展望し、理念に「変わる滋賀 続く幸せ」を掲げ、国際連合で採択された持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)(注1)の特徴を生かした次期基本構想(計画期間2019―30年度)の策定作業を進めている。そこで、大きな変化に直面しながらも、持続可能な滋賀をどう実現するのか、SDGsを政策の柱に据える三日月大造知事(47)にインタビューした。文中敬称略 (聞き手・高山周治)

高齢化前向きに
 ―まずは団塊ジュニア世代のトップランナー(1971年生まれ)として、2025年問題(注2)をはじめとする高齢化と人口減少という歴史的転換点への展望をお聞かせください。
 三日月
 県全体の人口減少は避けられない。だからこそ一人ひとりを大切にする地域づくりを行うとともに、田園風景の荒廃や祭りといった伝統文化の衰退などマイナスの影響を避けたい。
 また、定住人口は減るものの、ビワイチサイクリング(注3)やトレッキング(山歩き)など滋賀らしさを生かした観光で交流人口を増やし、県内を活性化させたい。
 さらに、社会の高齢化というとネガティブに捉えがちだが、長生きする人が社会にたくさんいるのは、経験豊かな人が多くいていいことだ。そんな風に高齢化を前向きに捉えた施策を、メッセージと共に打ち出したい。


一昨年7月、東近江市奥永源寺へ短期居住した三日月知事。木地師の工房を訪問するなど、様々な現場に足を運び山の暮らしの課題を探った。(写真=県提供)

2025年問題
 ―滋賀の団塊世代全てが75歳以上になる2025年以降、急激な増大が予想される社会保障費を緩和する施策については。
 三日月
 基本的なサービスとして、医療、福祉、介護が一体となった地域包括ケアシステム(注4)の体制はしっかり整える。その上で、なるべく病や老いからくるマイナス面を受けず、その人らしく生き生きと過ごせる社会を実現するため、ボランティア活動やレイカディア大学などの活動を応援し、元気な高齢者を増やしたい。
 あわせて30〜50代の働き盛りの世代の意識改革も促す。先を見通して生活習慣を見直し改善し、健康寿命(注5)を延伸する取り組みを充実させたい。

全ての人に活躍の場
 ―少子化で生産年齢人口が減少する中、地域活力を維持するため、女性やシルバー、若者の雇用創出についてはどうお考えですか。
 三日月
 活躍の機会が十分ではない女性、若者、障害のある人、シニア世代、こういった方々の働きをしっかり応援し、社会参加を進めたい。
 現在の取り組みでいうと、女性はマザーズジョブステーションで職業紹介やマッチング、シニア世代ではシルバー人材センターの活動支援、シニアジョブステーション滋賀を通じた就労支援、若者支援ではおうみ若者未来サポートセンターを通じた相談、就職支援をしている。
 障害のある方には、県内7圏域の障害者働き・暮らし応援センターで、生活から就労、定着までの一貫した支援を実施しているので、今後さらに充実させ、応援していく。
 ―介護離職も今後大きな問題となる。
 三日月
 介護をはじめ、育児や健康状態などの様々な課題を抱える方々も働き続けることができる多様で柔軟な働き方をつくり、広めていかないといけない。
 県は、女性活躍やワーク・ライフ・バランスを推進する企業を奨励する認証・登録制度をつくり、社会的に広報し、支援している。あわせて、県庁も率先して多様で柔軟な働き方ができる職場づくりを進めたい。

滋賀独自の学び
 ―県の将来を担う人材育成では、児童生徒の学習支援も重要ですね。
 三日月
 具体的には、教員の指導力や子どもの読解力の向上、日本語の十分でない外国人児童・生徒への指導を重視し、さらに成果と課題を検証して、学びの質を高める。
 加えて滋賀県には独自の体験学習がある。「うみのこ」の新船がいよいよ就航した。同時に森林環境学習「やまのこ」、農業体験学習「たんぼのこ」、びわ湖ホールの「ホールの子」事業など体験に基づく学びを、学校現場や地域と力を合わせてしっかり行っていきたい。


近江鉄道の必要性
住民巻き込み議論
 ―近江鉄道は利用減で苦戦を強いられ、将来の単独運営は困難としている。今後も人口減で厳しい。
 三日月
 高齢者や児童生徒、観光客にとって公共交通は非常に大きい役割を果たす。鉄道は、社会の健康を保ち、整え、束ねるために重要な社会資本だ。
 このため県と東近江市など沿線5市5町は存続のあり方を議論する検討会議(注6)を昨年12月に設置したが、近江鉄道の必要性については、沿線自治体や住民の中でまだまだ温度差がある。
 地域や住民にとって本当に必要な鉄道かよく議論し、必要だとすれば、どう存続、活性化させればいいのか、同じテーブルでしっかり議論して、合意点を見出したい。
 また、上下分離方式や代替交通(バス高速輸送システム、次世代路面電車)の検討ありきではなく、まずは近江鉄道が地域で果たしている役割を検証するべきだ。

やまの健康
 ―山村地域はすでに過疎、高齢化で放置林や耕作放棄地、獣害、空き家の問題が生じている。
 三日月
 琵琶湖の保全再生に取り組むには、源流の山や、集落を流れる川にもっと目を向けなければならない。
 知事就任から9回、主に山間部に短期居住し、山の暮らしの課題と可能性を考えてきた。
 東近江市奥永源寺にも一昨年7月、5日間暮らし、鈴鹿10座の竜ヶ岳を登ったり、同地発祥の木地師文化(注7)に触れたり、愛知川沿いに湖岸までのサイクリングを体験し、観光面の可能性を感じた。
 また、高齢者の半数近くが自宅で最期を迎える奥永源寺では、医師やヘルパー、社会福祉協議会、近所の住民でつくる「チーム永源寺」の方が、高齢者の暮らしを支えていた。
 これらの取り組みを県内各地に広げるとともに、さらに山の健康を高める取り組みを充実させようと、「やまの健康」推進プロジェクトチームをつくり、「やまの健康」構想(仮称)の検討を始めたところだ。
 チームは部局横断的に職員を集めているが、できれば県民の皆様とともに、山の健康を保つため何をすればいいのか、意見を出し合う場をつくりたい。


県などが昨年10月開設した、SDGsを生かしたビジネス創出の支援拠点「滋賀SDGs×イノベーションハブ」(大津市内)

「健康しが」のレガシー
 ―国スポ(国体)の財政負担が県政運営の重荷になるとの懸念がある。
 三日月
 今年のラグビーW杯から2020年の東京五輪・パラリンピック、21年のワールドマスターズゲームズへと続くゴールデン・スポーツ・イヤーズだ。その3年後に滋賀での国スポ・障スポ。これを契機にスポーツを「する」「みる」「支える」ことで、「健康しが」をつくりたい。国スポ施設は、県民の健康づくりやスポーツイベントに資するレガシー(遺産)となる。
 もちろん財政に一定の負担をかけながら、施設整備を行うことになるので、過大な負債を将来の世代に回さないよう、十分留意しながら、最小の経費で最大の効果が得られるよう努力する。

SDGsの理念実践
 ―今年の抱負は。
 三日月
 こういう時代だからこそ、誰一人取り残さない「SDGs」の理念を実践した県づくりについて多くの方の共感を得て、「一緒にがんばりましょう」ということで前向きに取り組みたい。
 ちなみに余談ですが、私は今年年男で、人生四回りを迎えます(笑)。還暦まであと一回り12年。人生の来し方、行く末を振り返りながら、自分自身を向上させる年にしたいと願っています。


重要な公共交通の一つである近江鉄道。写真は観光キャンペーンの出発式で出発の合図をする三日月知事(左端)(写真=県提供)

人口減少・高齢化で想定される主なリスク
地域コミュニティの弱体化
人材不足による産業への影響
買い物や交通の利便性低下
水道など社会資本の老朽化の進行
自然環境守る担い手減少
農林水産業の縮小


「変わる滋賀 続く幸せ」
県が次期基本構想の策定作業


 滋賀県は、人口減少や急激な高齢化、第4次産業革命(ICTなどによる技術革新)と呼ばれる技術革新、リニア中央新幹線など都市の姿を変えうる高速交通の整備といった大きな社会変化を前にして、県民恊働で滋賀の未来をつくるための将来ビジョンであり、県政の最上位計画である基本構想の策定を進めている。
 基本構想の計画期間は、2019年度から30年度までの12年間で、基本理念に「変わる滋賀 続く幸せ」を掲げ、SDGsの特徴を生かしながら、2030年の姿を「人」「経済」「社会」「環境」の4つの視点で描く。
 また、目指す姿の実現に向けた県の政策の方向性として、「生涯を通じたからだとこころの健康づくり」、「柔軟で多様なライフコースの実現」、「成長市場や成長分野を意識した産業創出・転換、事業展開の推進」、「地域の特性に配慮した社会基盤(ハード、ソフト)の整備」、「琵琶湖をはじめとした豊かな自然環境の保全・活用」―などを挙げる。2月県議会の議決を経て、策定される。


(注1)SDGs=国連が定めた持続可能な世界をめざす貧困、健康など17の開発目標。
(注2)2025年問題=人口ボリュームの大きい団塊世代が75歳以上となる2025年ごろには、大きな病気を患う人が増え、社会保険給付費の膨張や医療機関が足りなくなると指摘されている。
(注3)ビワイチサイクリング=琵琶湖を一周するサイクリング
(注4)地域包括ケアシステム=医師の往診や訪問看護、介護を受けながら住み慣れた地域で最期まで暮らせる態勢。
(注5)健康寿命=平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間。
(注6)近江鉄道をめぐる県と沿線10市町の検討会議=国の支援を受けて公共交通再編を行う地域公共交通活性化再生法に基づいた法定協議会を2019年度中に設置することをめざしている。
(注7)木地師=ろくろと呼ばれる工具で、とちなどの木から腕や盆を作る職人で、かつて良材を求めて、発祥の東近江市奥永源寺から日本各地の深山に移住し、技術を伝えた。


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