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「学びの森」に 伊那西小が学校林整備へ

「学びの森」構想や林間整備計画について話した地域説明会 伊那市伊那西小学校は、学校林を児童が長年にわたり森の成長を学び続ける「学びの森」に位置づけ、13日から整備を始める。樹齢が進み、さまざまな課題が生じてきた林間の再生を図るとともに、児童が体験や観察を通じて主体的・探究的に学べる森づくりを推進していく。9日夜、同校で地域説明会を開き、PTAや住民ら約20人に計画内容を話した。 学校林は校舎南側に第一林間と第二林間があり、面積は1万3800平方メートル。40種1600本を超える木が生育している。同校が創立した翌年の1951年に植林されたカラマツをはじめ、多くの木が樹齢70年近くになり、松枯れや倒木の恐れがある危険木が出るなど課題を抱えている。 林間整備が必要になる中、同校は昨年4月から、「学びの森」構想について話し合いを重ねてきた。専門家の助言を受けて保護者や地域住民、児童らと意見を出し合い、計画を固めた。 計画では、学校林の南側半分を占める第二林間を観察林エリアとして整備する。4ブロックに分けて6年に1度のペースで1区画ずつ皆伐し、24年間かけて林間を更新する。説明会で、二木栄次校長は実例を挙げて「皆伐の1年後には新たな木の芽が出て、10年ほど経つと高さ10メートルの木に成長する」と説明。13日から3月までに、地域ボランティアの協力で道路に面する1ブロックを皆伐するとした。 児童は伐採を見学し、皆伐後には木の成長、生態系や土壌の変化などを観察して森の育ちや命の尊さを学んでいく。伐採木を木製品にするなどの再利用も検討している。 木が比較的少ない第一林間は来年度以降に危険木を伐採。第二林間と合わせて、児童らのアイディアを生かしながら森づくりを進めていく。 説明会で、参加者から「児童が減少する中で長期の林間整備は維持できるのか」「財源は保証されるのか」との質問が出された。同校は小規模特認校として、林間活動を生かした魅力ある学校づくりに努めるとともに、来年度以降に県森林づくり県民税などを活用していく考えを示した。 二木校長は「長い時間の中で森の成長を見続け、伊那西小でしかできない学びができる。子どもたちが命に関わり、学んだことを誇りに思える森にしたい」と話した。
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